甘くておいしい魅惑のチョコレート
口に入れると何だかほっこり幸せな気分になります♪
大人なビターや優しいミルク、今では色々なチョコレートを見かけます
そんな美味しいチョコレートにも健康パワーが隠されています
チョコレートの魅力
お菓子はもちろん最近では健康食品として様々な商品があります
最近ではカカオに含まれるカカオポリフェノールをはじめ、殺菌効果や抗ガン作用、便秘解消など、色んな健康効果で注目UP
チョコレートの歴史
カカオの木の学名は「テオブロマ・カカオ」
テオブロマとは、ギリシア語で「神々の食べ物」という意味です
ココアやチョコレートの原料であるカカオの歴史は大変古く、ルーツを辿るとなんと4000年以上も前なんだそうです!!
紀元前2000年頃には南米の古代文化圏で神々の食物(テオブローマ・カカオ)として珍重されていました
当時は甘いお菓子ではなく、中に詰まったカカオ豆を生のまま食べていました
1500年〜の16世紀、アステカではカカオ豆を焼いてすりつぶし、トウモロコシの粉やバニラ、唐辛子などを加えて飲むようになりました
飲むチョコレート ショコラトル(苦い水)の始まりです
当時は不老長寿の薬として珍重されていました
良薬は口に苦し・・・名前の通り凄く苦かったそうですよ(>_<)
当時の生活を記した記録書によると、原料のカカオ豆には貨幣としての価値もありました
七面鳥の卵1個は3粒・雌鳥は40粒・若鶏は15粒・野ウサギは100粒と交換されました
この他にも使用人の給料として支払われることもあったようです
また、様々な薬草類を組み合わせることで、歯痛・解熱・止血・消化不良などに効く万能薬としても利用していました
マヤの人たちは、カカオから採れるカカオバターを火傷の治療や日焼け止めにも使っていたようです
16世紀にアステカを征服したスペイン人・コルテスがカカオ豆やショコラトルを持ち帰りました
当初は100以上の効用が期待された薬として売られていたそうです
辛く苦いショコラトルにバニラや砂糖・シナモンを加えることで飲みやすくなりヨーロッパで広まり王侯貴族の間でもてはやされるように・・・
アステカでは冷たいショコラトルが好まれていましたが、スペインの人たちは熱い方を好んでいたそうで、ヨーロッパにも熱い飲むチョコレートとして伝わっていったそうです
やがて砂糖が加えられるようになり、現在のような甘いお菓子として定着しました
19世紀初めには今日知られているココア パウダー製造方法を発明したのが、Coenraad Johannes Van Houten、バンホーテン社の創始者です
19世紀以降には固形のチョコレートの製法があみ出され世界に広まりました
そんなスーパーフードともいえるチョコレートの現在は?
チョコレートはお薬!?
昔はお薬として親しまれていたチョコレートですが今はどうでしょうか?
現代ではお砂糖や乳製品を加えることで健康に良くないイメージが強く、おやつやスイーツの代表的なものになっています
昔の人が経験的に薬として利用した成分も、今では美容や健康効果を期待した健康食品として注目を浴びています
ポリフェノールでアンチエイジング♪
カカオに含まれるポリフェノールには優れた抗酸化作用があります
活性酸素は体の酸化を進め老化を進行させます
ポリフェノールの抗酸化作用により活性酸素を除去し肌の老化やダメージを抑制&修復するエイジングケア効果が期待できます
カカオに含まれるポリフェノールは赤ワインの4倍近く
86%の高カカオチョコレートには赤ワインの約16倍ものポリフェノールが含まれています (゚Д゚;)
ビタミン・ミネラルで予防♪
チョコレートにはビタミンEやナイアシンなどのビタミン類、カルシウム・マグネシウム・亜鉛・リンなどのふだん食品から摂取するのが難しいミネラルも含まれています!!
カルシウム・マグネシウム比が崩れると心臓病や高血圧のリスクが高まるそうですが、チョコレートはこのカルシウム・マグネシウムのバランスが良いのだとか(^^♪
GABAでリラックス
緊張やストレスなどをやわらげて、脳の興奮を鎮める働きがあるそうです
心身をリラックスした状態に導き記憶力や集中力を高めたり、やる気を出したりするのにも効果的♪
また、GABAには睡眠の質を高めたり、血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています
苦みと香りテオブロミンで冷え性対策
カカオ豆の苦み成分テオブロミンが、癒しに関係する脳内ホルモンであるセロトニンを増加させることで、リラックス感が得られるそうです
また毛細血管を刺激して全身の血流を促すため、冷え性改善作用も期待されているんです
テオブロミンは過剰に摂り過ぎると、利尿作用や興奮作用を高めてしまうことがあるので、食べ過ぎには注意が必要です!!
カカオプロテインで便秘解消
カカオプロテインは、カカオに含まれるたんぱく質です
たんぱく質は三大栄養素で筋肉や肌を作り出すものとして体に欠かせない栄養素のひとつです
小腸で吸収されにくく、大腸へたどり着くことで腸内細菌のエサや便の量を増やすなど、一般的なタンパク質とは別の働きをします
腸のぜん動運動を活発にして腸内環境を整えてくれるので、便秘改善効果が期待できます!!!
リグニンで腸活
チョコレートには食物繊維であるリグニンが豊富に含まれていて、他の食物繊維に比べて、消化されにくい特徴があります
腸内のリグニンは周りの水分を含んで膨張し、腸のぜん動運動を活発にすることで便通を良くし、腸内環境を整えます
食物繊維「リグニン」は、特にチョコに豊富に含まれ、他の食物繊維に比べて、体内で消化されにくい特徴があります
腸内に残った「リグニン」は、周囲の水分を含むことで膨張し、便を増やすことで、便通を良くします
フェニルエチルアミンは媚薬!?
恋愛ホルモンは、人が恋に落ちたときに自然と脳から分泌されるホルモンのことです
恋愛ホルモンはたくさんあって
エストロゲン・エンドルフィン・フェニルエチルアミン(PEA)
この3種類が代表してよく取り上げられます
特にフェニルエチルアミンは最も恋愛との関わりが強いとされ、恋をすると気分が高揚するのものフェニルエチルアミンがエンドルフィンという物質を分泌させるため・・・
エンドルフィンは脳内麻薬といわれていて、快感をもたらしてくれるのです
恋人同士でチョコレートを食べると、キスよりも4倍も脳が興奮するという研究結果もあるそうです
まさに恋のドキドキ感を味わえる媚薬ですね ( *´艸`)
しかし同じチョコレートでもカカオの含有量で変わってくるんです・・・
高カカオチョコレート
チョコレートは美味しいだけでなく体にも良い・アンチエイジングも期待できると良いこと尽くめのスーパーフード的存在ですね
しかし気を付けたいのはカカオの含有量・・・
甘くておいしいチョコレートは優しい気分になり良いのですが、脂質や糖質が高くて食べ過ぎると太りやすく肌荒れしやすい種類も数多くあります
美容と健康の為に食べるなら高カカオチョコレートはいかがですか?
一般的なチョコレートにはカカオが30~40%
ビターチョコレートにはカカオ含有量が40%~60%
それに対してカカオ含有量70%以上のチョコレートを高カカオチョコレートと呼ぶようになったそうです(特に定められた規格はありません)
摂取量はどれくらい?
カカオ含有量の多い高カカオチョコレートですが、脂質含有量は普通のチョコレートに対して約1.2~1.5倍もの脂質を含んでいます
カフェインも2~4倍と多いので取り過ぎには要注意です!
一日の摂取量の目安として
1日約25g~30g、5~6回に分けて食べるのが効果的です
ポリフェノールは一度にたくさん食べても体に貯めておくことが出来ず、余った分は体の外に排出されてしまいます
1日に何度か分けて食べる方が効率的です
さいごに
高カカオチョコレートで気を付けたいのは脂質の多さ・・・
高カカオチョコレートはカカオ含有量が多い分、脂質が高めなので取り方に気を付けて頂くことで、女性には嬉しい腸活やアンチエイジングも期待できるスーパーフードです!
仕事中やリラックスしたい時など、チョコレートを上手に取り入れ毎日の健康維持に役立ててみませんか (#^^#)
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