ただ甘く美味しいだけじゃない!食べてビックリ野菜ジャムの魅力とレシピ!

ぷちっとく

甘くておいしいジャム、好きな方も多いかと思います
ちゃべこもその一人
ジャムをパンに塗るだけでなんだかウキウキしちゃいます♪
そんなジャムにも色々なへぇーがあるんです

ジャムのいろいろ

パンにはもちろん、ヨーグルトやデザートに添えたり料理にも使えたりするジャム
糖質が気になるから・・・と遠ざけてませんか?
けどジャムを知れば今よりもっと好きになるはず♪

イージースムージーグリーン

ジャムのはじまり

それは今から1万~1万5千年前、旧石器時代後期までさかのぼります
人類がみつばちの巣から蜜を取り、蜜を使って果実を煮たことが現在のジャムの起源であるそうです
人類にとって最古の保存食品なのかもしれません
紀元前320年頃に、かのアレクサンダー大王が東征したインドで当時貴重だった砂糖を手に入れ本国に持ち帰り、ジャムを作って珍重したとの記録があります
ジャムが一般的に広まり始めたのは、さらに時代を下ってから…
十字軍がオリエント遠征(1096~1270年)で大量の砂糖を持ち帰ったことがきっかけです

日本で国産初のジャムが製造されたのは、明治10年頃だそうです
東京の新宿にあった勧農局でのイチゴジャム試売がされています

ジャムの日

4月20日は「ジャムの日」
1910年の4月20日に塩川伊一郎が苺ジャムを皇室に献上したいう記録があり、彼の技術が日本のジャム産業の発展に貢献したと考えられることから4月20日に制定

日本ジャム工業組合が制定した記念日で、ジャムのおいしさや魅力を多くの人につたえることを目的としています

ジャムは腐らない?

腐るというのは、腐敗菌という菌が増えることで起こります
水が大好きな腐敗菌は水が多いと元気に、逆に少ないと弱くなります
苺ジャムの場合、砂糖と煮ることで浸透圧によりイチゴの中の水分が減ります
腐敗菌の大好きな水が減ることで活動は弱まり、イチゴが腐りにくい状態になるのです

浸透圧とは、薄い水が濃い水に流れ込む圧力のことです
砂糖の量が多ければ多いほど、水分が抜けて腐りにくくなります

これらのことから一般的に、砂糖が全体の50%以上含まれている食品では細菌はほとんど増殖しないと言われています
70%以上ではカビすら生えません! すごいですよね(゚Д゚;) 

砂糖が濃度30%程度のジャムの場合、全体の水分が抜けきらず腐ってしまう恐れも…
低糖甘さ控えめ等の記載があるジャムは、砂糖の濃度が低い場合もあるので冷蔵庫での保管が安心です

ジャム類

日本のJAS規格では、ジャム、マーマレード、ゼリーをジャム類と称します

マーマレード
柑橘類を原料とし、その果皮も含まれるもの

ゼリー
果実片が入らず、果汁を原料として作るもの

ジャム
マーマレード・ゼリー以外の物

ちょいメモ

ベリー類などの小さな果実ならそのまま、リンゴなど大きなものなら5mm以上の果肉片を含むものをプレザーブスタイルといいます

ジャムでダイエット?

朝、トーストを食べるときダイエットやカロリーカットの為そのまま何も塗らずに食べてませんか?
それって実は逆効果なんです・・・

パンだけを食べると血糖値が急上昇し、糖がすぐ脂肪に変わり蓄えられてしまうんです
それを緩やかにしてくれるのが・・・ジャムです!
ジャムに含まれる成分のクエン酸やペプチンは、糖の吸収を緩やかにする働きがあるのです
じゃ、美味しいからとたっぷりつけるのは流石にNG!
適量は食パン1枚に対してジャム大さじ1杯が目安です♪

オススメはブルーベリー・マーマレード・イチゴジャム
低糖度で食物繊維の多いジャムを選んでください(^^)/

果物以外のジャム

ジャムとは果実や野菜に糖類などを加えて煮詰め、素材に含まれる多糖類のペクチンや酸の作用でゼリー化したもので古くからある作物の保存方法です

日本ではジャムといえば果物ですが、ヨーロッパを中心に野菜のポピュラーな保存方法として野菜ジャムがあります

フランスではコンフィチュールタルティネと呼ばれ、玉ねぎやトマト、赤パプリカなど野菜の甘さを活かしたジャムがあります

野菜をジャムにすると良いこと尽くめ!

保存がきく
通常野菜を冷蔵庫で保存する場合1週間程…
ジャムにすることで食品中の水分を減らし、菌の働きを抑えることで腐敗を防ぎます
密閉状態で保存すると未開封で1~2年はもつそうです

これならまとめ買いしてもジャムにする事でせっかくの野菜も傷めてしまう事が防げます

色々な料理に
野菜の旨みや甘みを活かしてジャムを作ると、果物とはまた違った風味に!
パンはもちろんパスタやピザ、ポタージュなどいろいろな用途に使うことでがバリエーションが広がります

野菜不足に
煮詰める事で体積が小さくなっていつでも手軽に野菜を食べることが出来ます
おやつ代わりのパンに塗ったり、料理の付け合わせにしたりと色々な楽しみ方があります

お子様や年配の方も食べやすくなる
ジャムにする事で野菜が柔らかくなり、野菜特有の繊維が気にならなくなり食べやすくなります

ジャムはフルーツというイメージですが色々な野菜で美味しいジャムが作れます
野菜が嫌いなお子様や、苦手な大人の方まで手軽に野菜パワーを頂ける野菜ジャムの作り方です

簡単オススメ野菜ジャム♪

トマトジャム

トマトは煮込むことで酸味が取れて甘みが増します
作り方次第でお好みのかたさや濃いトマトジャムが作れます

材料・作り方

材料(基本分量)

*トマト・・・500g
*砂糖 ・・・170g
*レモン汁・・大さじ1

❶トマトは皮を湯剥きしてざく切りにして砂糖とレモン汁を入れ

❷湯剥きしたとまとをざく切りにして鍋に入れ、砂糖・レモン汁を加えてよくかき混ぜ30程馴染ませる為に置いておきます

❸弱火でコトコト煮ていきます
 アクが出るのでこまめに取り除いてください

❹とろみがついたら完成です


コーンジャム

コーンはもともと甘みの強い野菜なのでジャムに最適♪
粒を取るのが面倒なら冷凍コーンを使う裏技も( *´艸`)

材料・作り方

材料(基本分量)

*生のトウモロコシの実・2本分
*砂糖・・・大さじ4
*牛乳・・・1カップ(200㏄)
*バター・・・10g
*塩・・・少々


❶トウモロコシをミキサーにかけてピューレ状にします

❷鍋にピューレ・砂糖・牛乳・バター・塩を入れて弱火でコトコト煮詰めます

❸とろみがついてきたら完成
 お好みのかたさに仕上げてください

かぼちゃジャム

かぼちゃは実によって、スジっぽかったり、みずっぽかったりすることがあります
少し面倒でも裏ごしする事でなめらかな舌触りになります
かぼちゃの甘味をいかして砂糖類は控えめに・・・

材料・作り方

材料(基本分量)

*かぼちゃ・・・200g(皮をむいた状態)
*水・・・100㏄
*蜂蜜・・・大さじ3
*レモン汁・・・大さじ1


❶鍋に小さく角切りにしたかぼちゃを入れて柔らかくなるまで煮る

❷舌ざわりが気になる時はここで一度裏ごしして再度鍋へ・・・

❸はちみつを加えて半分程の量になるまで煮詰める

❹レモン汁を加えて混ぜ合わせ完成

ナスジャム

あくをきちんと取る事でナスの甘味がUPして美味しいナスジャムに
色なし・色付きバージョンがあります

材料・作り方 

材料(基本分量)プレーンタイプ

*ナス・・・500g(かわをむいた状態)
*砂糖・・・250g(ナスの半量)
*レモン汁・100g


❶なすの皮をむき荒みくみじん切りにして5~10分ほど水にさらしておきます

❷鍋になす・半分ほどの砂糖を入れて10分ほど馴染ませる

❸残りの砂糖・レモン果汁を加え弱火でコトコト煮詰めます 
※アクは丁寧に取り除いてください

❹水分が飛ぶまで煮詰まったら完成です

材料・作り方

材料(基本分量)色付きタイプ

*なす・・・500g(皮付きの状態)
*砂糖・・・250g
*レモン汁・・・100cc


❶なすは厚さ1~2㎜程のイチョウ切りにして10程水にさらす

❷鍋になす・半分ほどの砂糖を入れて10分ほど馴染ませる

❸弱火でコトコト煮詰めます 
※皮付きはアクがたくさん出るので丁寧にすべて取り除いてください

❹しばらく煮た後残りの砂糖・レモン汁を加えてさらに煮詰めます
※レモン汁を加えるとキレイな色に変身します♪

❺好みの硬さまで煮詰めたら完成

にんじんジャム

材料・作り方

材料(基本分量)

*人参・・・2本(200g程)
*砂糖・・・60g(人参量の30~40%ほど)
*レモン汁・大さじ2


❶人参を5㎜程の輪切りにして鍋で柔らかくなるまでゆでる

❷ミキサーにかけてピューレ状に

❸鍋にピューレ・砂糖・レモン汁を入れてコトコト煮詰めます

❹とろみがついたら完成です

しょうがジャム

生姜ジャムは、一年中常備しておきたいオススメの一つです♪
体調を崩してしまった時や冷え性の方には、お湯で割るだけで出来る生姜湯に・・・
炭酸水で割ってジンジャーエールにと簡単に美味しいドリンクが出来ちゃいます

材料・作り方

材料(基本分量)

*生姜・・・200g
*砂糖・・・200g
*レモン汁・大さじ1
*はちみつ・大さじ2


❶しょうがをキレイに洗ってすり下ろします

❷鍋にしょうが・砂糖・レモン汁・はちみつを入れコトコト煮詰めます

❸とろみがついてお好みの硬さになれば完成です

さつまいもジャム

材料 (作りやすい分量)

簡単に出来るさつまいもジャムはスイーツとしてもおすすめ
さつまいもの食感楽しみたい時は裏ごしをしない・あえて形を少し残すなど、いろいろ楽しめそうです

材料・作り方

材料(基本分量)プレーンタイプ

*さつまいも・・・200g
*水・・・200cc
*砂糖・・・40g
*レモン汁・・・小さじ1


❶さつまいもの皮を剥き、2cm角に切る

❷5分程水にさらしてアクを抜き、ざるにあげて水けをきる

❸鍋にさつまいも・水・砂糖をいれて柔らかくなるまで煮る

❹舌触りを滑らかにしたい時はこの時に裏ごしをしてください

❺さつまいもに火が通り柔らかくなったらレモン汁を加えてマッシャーなどで潰しながらよくかき混ぜる

❻ある程度の水分が飛び好みの硬さになれば完成です

いずれも保管する時は煮沸消毒した保存瓶に入れて冷蔵庫で保管
早めにお召し上がりください(#^^#)

材料・作り方

材料(基本分量)スイートポテトタイプ

*さつまいも・・・200g
*水・・・200cc
*砂糖・・・40g
*バター・・・40g
*レモン汁・・・小さじ1


❶さつまいもの皮を剥き、2cm角に切る

❷5分程水にさらしてアクを抜き、ざるにあげて水けをきる

❸鍋にさつまいも・水・砂糖をいれて柔らかくなるまで煮る

❹舌触りを滑らかにしたい時はこの時に裏ごしをしてください

❺さつまいもに火が通り柔らかくなったらバター・レモン汁を加えてマッシャーなどで潰しながらよくかき混ぜる

❻ある程度の水分が飛び好みの硬さになれば完成です

まとめ

このようにジャムにはいろんなへぇーや楽しみ方があります
作り方も様々な方法があるのでぜひ試してみてくださいね♪

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