歯周病は女性の方がリスク多い!?体に及ぼす影響とは!?

ヘルス

歯周病、年配の方の病気だと思っていませんか?

日本人成人の約8割の人が歯周病にかかっています

その中でも実は女性の方が歯周病になりやすいとも言われているんです!

それは思春期・妊娠・出産・更年期といった女性ホルモンの変化にともなう、女性特有の歯周病のリスクが高いから・・・

こんな症状ありませんか?

  • 朝起きたとき、口の中がネバネバする
    
  • ブラッシング時に出血する
    
  • 口臭が気になる
    
  • 歯肉がむずがゆい、痛い
    
  • 歯肉が赤く腫れている(健康的な歯肉はピンク色で引き締まっている)
    
  • かたい物が噛みにくい
    
  • 歯が長くなったような気がする
    
  • 前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間がでてきた。食物が挟まる

当てはまる項目が多いほど歯周病が思わぬところで進行してるかも”(-“”-)”

ではそれぞれの時期におけるリスクについて・・・

nosh(ノッシュ)

女性の歯周病リスク時期

【思春期】

性ホルモンの分泌が増えることから、これを栄養源にして歯周病菌の働きが活発化することが原因とされています

エストロゲンの分泌量が不安定で、他のホルモンとのバランスが崩れ、歯肉炎になりやすい時期です

周りの環境の変化が大きくなり生活リズムが乱れやすくなる為です

【妊娠期】

妊娠する事でホルモンのバランスが崩れます
エストロゲンがある種の歯周病原細菌の増殖を促します
また歯肉を形作る細胞がエストロゲンの標的となることが知られています

つわりなどによって食事の時間が不規則になる・吐き気などで口腔内を清潔に保つことが出来なくなりむし歯や歯周病が発生しやすい状態に

とくに妊娠中はホルモンバランスが崩れ歯周病が進行しやすい期間です

それは女性ホルモンには、歯周組織の炎症を悪化させたり特定の歯周病菌の増殖を促したりと様々な作用があります

またつわりなどで吐き気を催すため歯みがきも十分に行えない・・・

このような環境により歯周病のリスクが高まるそうです

【子育て期】

子育て中はお世話で忙しく、つい自分の事は後回しにしがちに・・・
歯科医院を受診する時間が無い・子供と一緒に行きにくい等、症状があっても中々受診できない時も・・・

生まれたばかりの赤ちゃんは虫歯菌を持ってないのですが、虫歯菌を持っている大人が、同じスプーンや箸を使って赤ちゃんへ食べ物を与えたりする事で感染するのです

3歳位までの間は感染リスクが非常に高いので予防に注意しましょう!

【更年期】

更年期には自律神経の働きやホルモンバランスの乱れにより、唾液の分泌が減少してドライマウスなどの症状が出やすくなります

ドライマウスになると唾液が少なくなる事でお口の衛生が悪くなり、虫歯や歯周病にかかりやすくなります

歯周病が全身に及ぼす影響

最近になって歯垢の中の歯周病菌は増殖すると唾液や血液中に入り込んで、身体に悪影響を及ぼすことがわかってきました

高齢者では嚥下性肺炎・心内膜炎・敗血症、妊婦では早産・低体重児出産などのリスクが大きくなります

歯周病が必ず他の病気を招くと言うわけではないのですが病気の原因となりうる可能性があります

歯周病によって発症・悪化するといわれている病気・症状・トラブルをご紹介します

誤嚥性肺炎

誤って気管に入った唾液中の細菌などが肺に入り感染して起こる病気です

お口から食物を摂取しない場合でも、お口の自浄作用が低下して細菌は増加していくため、誤嚥性肺炎は起こります

約90%以上が65歳以上の高齢者の方

脳梗塞・心筋梗塞

歯周病によって動脈硬化が悪化することがあります

動脈硬化の部位から歯周病菌が検出されることが分かっています

骨粗しょう症

研究段階ではありますが、歯周病との相関性が強いといわれています

女性ホルモンの分泌低下する事で歯を支える骨(下顎骨)の量も減少させ、歯周病を進行させます

骨粗鬆症にかかっている人は歯周病にかかりやすく、重症化しやすい傾向にあります

感染性心内膜炎

主に心臓病をもつかたが時にかかってしまう重い合併症です

血液によって運ばれた細菌が心臓の内側の膜(心内膜)や弁膜に感染して、炎症を起こすこともあります

これを感染性心内膜炎といい、発熱、心雑音、皮膚や白目の点状出血、関節痛、筋肉痛など、さまざまな症状が起こります

30~40%が口腔内の細菌によって引き起こされているそうです

糖尿病・肥満

糖尿病の人は糖尿病でない人と比べ、歯周病になってしまうリスクが2倍以上

糖尿病になると細菌に対する抵抗力や組織の修復力の低下し、歯周病が進みやすい状況となってしまいます

また歯周病になると糖尿病の症状が悪化するとのことも・・・
歯周病と糖尿病は、相互に悪影響を及ぼしあっていると考えられるようです

早産・低胎児出産

健康な口腔環境の母親に比べて約7倍の確率です
これは喫煙・飲酒している割合よりもかなり高くなります

お口の中に歯周病菌が増えると、免疫のバランスが崩れます
すると免疫細胞からサイトカインという情報伝達物質が出されます。

このサイトカインが過剰にでると炎症が起き歯肉や歯槽骨を破壊する酵素が出やすくなり歯周病が進みます

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この他にも、高血圧や高脂血症・腎炎、・関節炎、・皮膚疾患などいろいろ影響を及ぼします
自身の命に関わる重篤なものから、胎児に影響するものまで・・・

歯周病にはこれだけのリスクがあるんですね”(-“”-)”

まとめ

歯周病には口臭の原因だけでなく体に及ぼす影響がこれだけたくさんあるんですね

日常の習慣で下記の様な項目が多く当てはまる場合は、定期的にメンテナンスされてみてはいかがでしょうか

 1.甘いものが好きでよく間食をする
 2.一日に2本以上の甘い飲料水を飲む
 3.食事の時あまりよく噛まない
 4.朝食前に歯を磨く習慣がある(食後磨かない)
 5.歯を磨かないで寝てしまうことがある
 6.歯磨き時間は3分以下
 7.いつも歯磨き粉をたっぷりつける
 8. デンタルフロスや歯間ブラシを使ったことがない
 9. 歯石をとってもらったことがない
 10. タバコを吸う
 11. 夜更かしをよくする
 12. ストレスがたまっている
 13. 家族に歯周病や糖尿病の人がいる

食事は日々の生活の上での楽しみの一つであるちゃべこです
食事を美味しくいただき、これからも健康に過ごせるようお口の中の環境を整えていこうと思います

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